発酵の力で未来を育む
研究開発への取組み
機能性食品開発研究所では、発酵の力を活用した新たな発酵原料の研究開発に取り組むとともに、基礎研究から製品開発までの一貫した価値創造を目指し、幅広い研究開発を行なっています。私たちの研究開発は健康な未来の実現に向けて挑戦し続けます。
植物発酵エキスの機能性評価
植物発酵エキスを摂取することによる身体に役立つ効果を科学的に評価しています。これまでに、腸内環境に及ぼす影響や大腸炎に及ぼす影響、脂肪蓄積に及ぼす影響などを検討しており、これらの結果を学会発表や学術論文で報告しています。蓄積した研究データを活用し、そのメカニズムの解明や新たな発酵原料の研究開発に取り組んでいます。
発酵微生物の探索と利用
植物発酵エキスの製造過程では酵母菌や乳酸菌といった発酵微生物が元気に働いています。これらの発酵微生物は発酵させる素材ごとに異なることがこれまでの研究で明らかになり、それぞれ異なる特徴を持つことが期待されます。これらの発酵微生物の単離・保存を行い、新たな発酵原料の研究開発に役立てています。
微生物発酵による機能性付与
発酵を行うことで発酵前の素材と比べて有用な健康効果が付与される場合があります。これまでに高麗人参に含まれる有効成分ジンセノサイドを微生物発酵によってより効果の高いマイナージンセノサイドに変換する方法を開発し、特許を取得しました。このように、微生物発酵により機能性の付与された新たな発酵原料の研究開発に挑戦しています。